つくば計算機援用証明セミナー

「つくば計算機援用証明セミナー」は、数値計算に伴う誤差の制御や、コンピュータによる数学証明を実現する計算機援用証明の研究を発展させることを目的としたセミナーで、不定期開催です。精度保証付き数値計算を中心とした関連分野の研究者が議論を行う場を提供し、分野横断的な研究交流を通じて各分野の発展に寄与することを目指します。


第1回 4月28日(火) 16:30--18:00@筑波大学第3エリア総合研究棟B 0107室

松江要(九州大学)
「精度保証付き数値計算と力学系 ― 問題の捉え方と基本的な考え方」

概要:精度保証付き数値計算(計算機援用証明)は「数学的に厳密な結果を数値計算によって得る」ことを可能にするアプローチであり、解析的手法だけでは証明が難しい問題において威力を発揮します。力学系は、この技術との親和性が高い分野の一つです。しかし、精度保証付き数値計算では区間演算による誤差評価などのため、通常の数値計算とは異なる考え方が必要になります。特に、厳密な結論を得るためには、単に計算を行うだけでなく、どの量を計算すれば目的の数学的結果が導かれるのかを保証する理論的枠組みが重要になります。本講演では、力学系の例を通して、精度保証付き数値計算を用いた数理的問題の基本的な考え方を紹介します。


今後の講演者予定
第2回 Jason Mireless-James (Florida Atlantic University)
第3回 TBA


アクセス

どなたでも講演を聴講できます。直接会場にお越しください。事前登録等は不要です。筑波大学第3エリア総合研究棟Bへの来校方法はアクセスのページをご参照ください。


世話人
高安亮紀(筑波大学)
岩波龍雅(筑波大学大学院)


本セミナーは以下の研究費からの補助を受けて開催しています。

  • 科学技術振興機構創発的研究支援事業「計算機援用証明によるナヴィエ-ストークス方程式の解析」(研究代表者: 高安亮紀, 課題番号: JPMJFR246A)
  • 日本学術振興会学術研究助成基金助成金  基盤研究(B) 「無限次元力学系に対する時間変数境界値問題の計算機援用証明の研究」(研究代表者: 高安亮紀, 課題番号: 26K00619)