研究室について(学生からの印象)

研究室配属を控えた工学システム学類3年生向けにこの研究室について、井上(esys14)が学生の目線から紹介したいと思います。ただ、この研究室は今年が1年目で人数も少ないため、活動内容や雰囲気は新しく入るメンバーによって変わると思います(来年度の学生は私と新B4の方だけになる予定です)。なので、私の主観が多く入った感想だと思って読んでもらえるとありがたいです。

  • 研究テーマ
    • 非常にざっくりと言うと、主に微分方程式の解に対して精度保証付き数値計算を行います。数値計算の知識とそれを支える数学の知識の両方を使います。精度保証付き数値計算についてはここが参考になります。具体的なテーマの候補は研究室のHPで紹介してあるので目を通してみてください。
    • 卒研テーマは、先生と相談しながら配属後数ヵ月かけて選びます。これはかなりゆっくりとしたペースかも知れませんが、選んだテーマとは長い付き合いになるので慎重に選べるのは大切なことだと思います。
    • 数値計算、数学、数理モデルといった色々な方向から興味を持てると思います。プログラミングが好きな人は数値計算を多く行う実践重視のテーマ、数学が好きな人は理論重視のテーマがいいかも知れません。また、微分方程式はなんらかの自然現象をあらわす数理モデルから生まれたものが多いのでそこから興味をもつこともできると思います。
    • 個人的に面白いと感じる点のひとつは数学の一部に計算機を使えるというところです。精度保証付き数値計算で得られる結果は数学的に信頼できるため、これを利用することで手計算だけでは難しい問題に対して新しい結果が得られるようになります。
  • 研究活動
    • [輪読] 1冊の本を毎週時間を決めて読み進めます。行間を埋めて正確に読む癖をつけることが目的です。理解を確認するためにホワイトボードを使って先生の前で説明します。毎週2時間という計画ですが、準備の進み具合に合わせて調整することもあります。
    • [研究ゼミ] 毎週、読んだ論文の説明や数値計算結果の確認などを行います。
    • 輪読とゼミ以外の時間は数学の勉強をしています。微分方程式を扱うための勉強というと工学システム学類の解析学の授業をイメージするかも知れませんが、研究で使う知識は少し違い、関数解析や力学系という分野の知識をよく使います。関数解析は、関数を要素とみた空間の中での関数同士の関係に注目する分野です。力学系は、微分方程式であらわされる系を大局的にみることで解の振る舞いを調べる分野です。
  • 研究室での生活
    • ゼミがないときは研究室に来ても来なくても構いません。学生居室には24時間いつでも出入りできるので自由に時間を使えます。
    • 学生居室は遠藤研・佐藤研・高安研の学生が共同で利用しています。メンバーは知識も性格もさまざまなので、それぞれが居場所を見つけられると思います。
    • 年に5回ほどイベント(新歓、納涼会、忘年/新年会、追いコン、スキー合宿など)が行われます。自由参加なので都合が合う人たちで集まります。
  • 先生
    • 遠藤先生も高安先生とは話をする機会が多いのですが、気さくで話しやすく学生との距離が近い先生です。お二人ともマラソンが趣味で、一緒につくばマラソンに出場する学生もいます。遠藤先生は学生指導の経験が豊富なためか、色々なタイプの学生に合わせて話をするのが上手な方だという印象を持っています。高安先生は若くて優しい先生で、先輩と先生の中間のような感覚です。

偉そうに色々と書いてしまいましたが、もし新しくメンバーが増えたら学年や年齢を気にせず同じ目線で一緒に勉強・研究していきたいと思っています。興味があればぜひ研究室に遊びに来てください。

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